東京都の太陽光・蓄電池・V2H補助金2026|都だけで最大260万円の受け方

東京都の太陽光・蓄電池・V2H補助金2026|都だけで最大約260万円
東京都・住宅向け補助金

東京都の太陽光・蓄電池・V2H補助金ガイド2026|過去最大1,012億円、最大いくらもらえる

2026年6月時点の最新情報

令和8年度の住宅向け補助金は予算約1,012億円と過去最大。太陽光・蓄電池・V2Hの事前申込は5月末頃から受付開始、締切は2027年3月末(予定)。予算到達で早期終了の可能性があります。

東京都の家庭向け脱炭素補助金は、太陽光・蓄電池・V2Hを組み合わせれば都の制度だけで200万円超の補助も狙えます。一方で、複数の補助金を同じ年に受け取ると「一時所得」で課税される落とし穴も。金額・申請期間・税務上の注意点までまとめて解説します。

全体像:都の3制度+国の補助金を重ねられる

東京都の家庭向け補助は、①太陽光発電 ②家庭用蓄電池 ③V2H(EVと家をつなぐ充放電設備)が柱です。さらに国の補助金とも併用可能で、重ねるほど自己負担が下がります。

制度補助の目安上限
① 太陽光発電既築で最大15万円/kW容量により増額
② 家庭用蓄電池10万円/kWh120万円/戸(DR不参加)
③ V2H太陽光+EVで設置費全額100万円

① 太陽光発電

設置する住宅が新築か既築かで単価が変わり、既築(リフォーム設置)のほうが手厚いのが特徴です。

区分容量補助単価上限
既築住宅3.75kW以下15万円/kW45万円
3.75kW超12万円/kW対象経費(50kW未満)
新築住宅3.6kW以下12万円/kW36万円
3.6kW超10万円/kW対象経費(50kW未満)
計算例:既築住宅に5kWを設置

5kW × 12万円/kW(3.75kW超の単価)

= 60万円の補助

② 家庭用蓄電池

容量に応じた手厚い補助が出ます。デマンドレスポンス(DR)実証への参加可否で上限が変わります。

区分補助単価上限
新設10万円/kWh120万円/戸(DR不参加)
増設6万円/kWh72万円(DR不参加)
DR実証に参加+一律10万円加算上限なし
HEMS設置+5万円/台
計算例:10kWhの蓄電池を新設

10kWh × 10万円/kWh(上限120万円内)

= 100万円の補助

③ V2H(EV・PHVと家をつなぐ充放電設備)

V2Hは、太陽光やEV/PHVを併せ持つかどうかで補助率が大きく変わります。最も人気の東京都EV購入補助金との合わせ技が効くポイントです。

条件補助率上限
太陽光・EV/PHVの両方がある設置費の全額(10/10)100万円
どちらか一方のみ設置費の1/250万円
EV購入補助金とセットで考える

EVをこれから買う方は、東京都EV購入補助金(国+都で最大230万円・補正予算案で260万円見込み)と合わせて検討すると、V2Hが全額補助の対象になり効果が大きくなります。

モデルケース:都の3制度を組み合わせると

既築住宅で太陽光・蓄電池・V2Hをまとめて導入し、EVも保有する場合の目安です。

太陽光5kW約60万円
蓄電池10kWh約100万円
V2H(太陽光+EVあり)上限100万円
都の補助だけで合計約260万円

ここに国の補助金(後述)を重ねれば、さらに上積みが可能です。

国の補助金との併用

東京都の補助は、国や市区町村の補助金と併用できます(ただし設置費用を超える補助は受けられない点に注意)。

  • 蓄電池:国の「DR家庭用蓄電池事業」(上限60万円)と併用可
  • V2H:国のCEV補助金(V2H補助)と併用可
  • 例:蓄電池は「都120万円+都DR加算+国60万円」で最大190万円規模になるケースも

申請期間・注意点

予算先着制・着工タイミングに注意

事前申込は2026年5月末頃〜、締切は2027年3月31日(予定)。予算到達で期間中でも受付終了の可能性があるため早めの申込を。実績報告は交付決定から原則1年以内。交付決定前に着工すると対象外になる場合があるので、必ず申請手順を確認してください。

申請前に必ず押さえる|補助金の税務処理

ここが「みんなの税金」として最も伝えたいポイントです。自宅用に受け取った補助金は「一時所得」となり、年間の合計額によっては課税されます。

① 自宅用(非事業)の補助金は一時所得|50万円の壁

個人が自宅用に受け取る補助金は一時所得に区分され、年50万円の特別控除があります。その年に受け取った一時所得の合計が50万円を超えると、超えた部分の1/2が課税対象に。太陽光・蓄電池・V2Hを同じ年にまとめて導入すると補助金合計が100万〜200万円規模になることもあり、その場合は確定申告が必要です。

計算例:同じ年に補助金を合計150万円受け取った場合

一時所得の収入:150万円

特別控除:▲50万円

(150万円 − 50万円) × 1/2 = 50万円が他の所得と合算して課税

※生命保険の満期金など他の一時所得がある年は合算されます。

対策のヒント:受給する年を分散する

太陽光は今年、蓄電池・V2Hは翌年、というように受給する年を分けると、各年の50万円控除を使えて課税を抑えられる場合があります(工事・申請スケジュールの範囲で)。

② 個人事業主・法人が事業用に導入する場合

  • 個人事業主(事業用):事業所得の総収入金額(雑収入)に算入。青色申告者は圧縮記帳/総収入金額不算入の特例(所得税法42条)で課税繰り延べ可
  • 法人(事業用):益金に算入。国庫補助金等の圧縮記帳で課税繰り延べ可

③ 固定資産税・売電収入の扱い

  • 自宅の屋根に載せる10kW未満の太陽光(住宅用)は、原則として固定資産税(償却資産)の対象外
  • 余った電力を売る売電収入は雑所得。給与所得者で他の副収入と合わせ年20万円以下なら申告不要のケースもある(補助金の一時所得とは別計算)

まとめ

予算規模東京都の令和8年度 住宅向け補助は過去最大1,012億円。太陽光・蓄電池・V2Hが柱
もらえる額既築太陽光5kW+蓄電池10kWh+V2Hなら都だけで約260万円、国併用でさらに上積み
申請期間2026年5月末頃〜2027年3月末(予定)。予算先着で早期終了あり
税務の注意自宅用補助金は一時所得。年50万円を超えると課税 → 受給年の分散が有効
事業用の場合圧縮記帳で課税繰り延べを検討(青色申告者・法人)

参照元・公式情報

※本記事は情報提供を目的としており、税務・申請アドバイスではありません。補助単価・上限・期間は年度や予算状況により変わります。申請前に各補助金の公式サイト・要綱、税務処理は税務署または税理士にご確認ください。