埼玉県でEV(電気自動車)を買うとき、補助金はどこから・いくらもらえるのか。結論から言うと、2026年度(令和8年度)の埼玉は「県の購入補助はなし。国のCEV補助金(EV最大130万円)+市町村の上乗せ」の2階建てです。さいたま市はEV普通車5万円・軽EV3万円・FCV50万円・V2H10万円の補助を先着順で実施中。この記事では、国・県・市町村の使い分けと申請の注意点、EVの自動車税の軽減、補助金に税金がかかるかまで、2026年度の情報を一次情報で整理します。
埼玉のEV補助金は「2階建て」で考える
CEV補助金(購入の主役)
個人・法人問わず使える国の補助。2026年度はEV最大130万円など、金額が一番大きい。
さいたま市など独自上乗せ
市町村ごとに有無・金額が異なる。さいたま市はEV5万円+V2H10万円など。国と併用できる。
2026年度の県購入補助はなし
埼玉県の「電気自動車等導入費補助金」は令和8年度の実施予定がないと公表。県を当てにせず国+市町村で組む。
【国】CEV補助金2026年度(購入の主役)
「最大130万円」は上限です。補助額は車両の環境性能などの評価で車種ごとに決まり、100万円・80万円などと異なります。給電機能(V2H・外部給電)対応で上乗せがつく場合もあります。買う車の正確な補助額は次世代自動車振興センターの公表額で確認してください。申請は予算がなくなり次第終了し、受け取った車には保有義務期間(原則4年)があり、期間内に手放すと返納が必要になることがあります。
CEV補助金の全体像と全国の都道府県の状況は47都道府県のEV補助金まとめで解説しています。
【埼玉県】2026年度の県の購入補助は「なし」
埼玉県はかつて「電気自動車等導入費補助金事業」を実施していましたが、令和8年度(2026年度)は実施予定がないと県の公式ページで案内されています。「県の補助金を待って買う」必要はなく、国のCEV補助金と市町村の上乗せで組むのが2026年度の正解です。
なお、隣の東京都は個人向けに手厚い補助(東京都のEV補助金ガイド)を続けており、都県で大きな差があります。県外に通勤していても補助金は「住所地・使用の本拠」で決まるため、埼玉在住者は埼玉のルールが適用される点に注意してください。神奈川県の状況は神奈川県のEV補助金へ。
【市町村】さいたま市はEV5万円・FCV50万円・V2H10万円
さいたま市の「電気自動車等普及促進対策補助金」(令和8年度)は次のとおりです。
| 対象 | 補助額(1台・1基あたり) |
|---|---|
| EV(普通自動車・新車) | 5万円 |
| EV(軽・小型自動車・新車) | 3万円 |
| FCV(燃料電池自動車・新車) | 50万円 |
| V2H充放電機器(新規設置) | 10万円 |
- 対象者:市内在住の個人、市内に事業所のある法人・個人事業者(リースは「使用者」が申請)
- 対象車:登録年月日が2026年4月1日〜2027年3月19日の新車。PHEVは対象外
- 申請期間:2026年6月1日〜2027年3月19日。先着順で、予算(約2,110万円)に達した時点で終了(同日申請で超過した場合は抽選)
- 国のCEV補助金・他の補助金と併用可。財産処分制限期間があり、期間内に売却する場合は承認申請が必要
さいたま市以外でも、川口市が「地球温暖化対策活動支援金」でEV・FCV購入を支援するなど、市町村単位の制度が点在しています。金額・条件・受付状況は年度途中で変わるため、「お住まいの市町村名+EV 補助金」で公式サイトを確認してください。太陽光・蓄電池とセットの支援を持つ自治体もあります。
EVの「税金」もチェック(自動車税の軽減)
補助金とは別に、EVは税金面でも優遇があります。自動車税環境性能割は非課税(2026年度税制改正で制度自体の廃止も決定)、翌年度の自動車税種別割はグリーン化特例で概ね75%軽減されます。ガソリン車からの乗り換えなら、2025年末のガソリン暫定税率廃止後も燃料コスト差は残ります。詳しくはEVの税金と自動車税制改正2026で解説しています。
補助金に税金はかかる?
個人が受け取るEV補助金は一時所得の扱いです。一時所得には年50万円の特別控除があるため、他の一時所得(生命保険の一時金など)と合わせて年50万円以下なら課税されません。国と市の補助金を合わせても通常は50万円以下に収まりますが、FCV補助50万円など大きい補助を複数受ける年は合算に注意してください。事業用に購入した場合は扱いが変わるため税理士等へ確認を。
今日やること
今日やること
- 候補車種の国CEV補助額を次世代自動車振興センターの一覧で確認する(「最大130万円」ではなく自分の車の額)
- お住まいの市町村の公式サイトで「EV 補助金」を検索し、受付状況と予算残を確認する(さいたま市は先着順)
- 納車時期から逆算して申請スケジュールを組む(登録日・申請期限・予算切れの3点を確認)
よくある質問
Q. 埼玉県のEV補助金はもうないのですか?
A. 県の「電気自動車等導入費補助金事業」は令和8年度の実施予定がないと公表されています。2026年度は国のCEV補助金と市町村の補助(さいたま市・川口市など)を組み合わせるのが基本です。
Q. さいたま市の補助金は国のCEV補助金と併用できますか?
A. 併用できます。たとえばEV普通車なら国のCEV補助金(車種ごとの額・最大130万円)+さいたま市5万円、V2Hを同時に設置すればさらに10万円という組み合わせが可能です。
Q. PHEV(プラグインハイブリッド)も対象ですか?
A. 国のCEV補助金では対象(最大85万円)ですが、さいたま市の令和8年度補助金ではPHEVは対象外です。市町村の補助は対象車種が絞られていることが多いため、購入前に対象区分を確認してください。
Q. 補助金をもらった車をすぐ売ったらどうなりますか?
A. 国のCEV補助金には原則4年の保有義務があり、期間内に手放すと補助金の一部返納が必要になることがあります。さいたま市の補助金にも財産処分制限期間があり、処分には承認申請が必要です。
参考リンク(出典)
※ 補助金の金額・要件・受付状況は2026年8月時点の情報です。予算の消化状況により早期終了することがあります。申請前に必ず各公式サイトで最新情報をご確認ください。







