東京都のブライダルチェック補助金2026|対象・金額・申請方法をやさしく解説
結婚や将来の妊娠・出産を考えるときに受ける「ブライダルチェック(妊娠前の健康チェック)」。東京都では、この検査費用を最大3万円助成する制度があります(正式には「プレコンセプションケアに係る検査費等の助成」)。ただし「病院で受けて領収書を出すだけ」ではなく、先に無料のオンライン講座を受けるなど独特の手順があります。この記事では、誰がいくらもらえるのか、そして申請の流れ・必要書類・注意点までを、東京都の公式情報にもとづいて順番に、やさしく解説します。
・東京都在住の18〜39歳なら性別・パートナーの有無を問わず対象。助成は女性・男性それぞれ上限3万円
・「TOKYOプレコンゼミ」という無料のオンライン講座を先に受けるのが必須条件
・費用はいったん自分で立て替え、あとから口座に振り込まれる「償還払い(後払い)」
この補助金は何?「ブライダルチェック」との関係
「ブライダルチェック」は、結婚・妊娠を前にした健康チェックの通称です。血液検査や、女性はAMH検査(卵巣の状態の目安)、男性は精液検査などで、将来の妊娠・出産に向けて自分の体の状態を知る検査を指します。
東京都はこうした検査を後押しするため、「プレコンセプションケア(=妊娠前からの健康管理)」の検査費用を助成しています[東京都福祉局]。世間で「東京都のブライダルチェック補助金」と呼ばれているのは、多くがこの制度のことです。
いくらもらえる?誰が対象?
| 助成額 | 女性:上限3万円/男性:上限3万円(実際にかかった検査費が上限) |
|---|---|
| 対象者 | 東京都内に住民登録がある18〜39歳(検査の初診日に18歳以上40歳未満)。性別・パートナーの有無は問わない |
| 住所の条件 | 講座の受講日から申請日まで、継続して都内に住民登録していること |
| 受け取り方 | 償還払い(先に全額支払い、あとから口座に振込) |
| 必須条件 | 「TOKYOプレコンゼミ」(無料講座)の受講と、都の登録医療機関での受診 |
※カップルで受ければ、条件を満たせば2人それぞれが上限3万円(合計最大6万円)の対象になり得ます。
対象になる検査(例)
初診料・再診料・医師の助言相談料に加えて、次のような検査費が対象です[東京都福祉局]。
| 女性の検査(例) | 男性の検査(例) |
|---|---|
| 血液検査・尿検査、麻しん抗体検査、AMH検査、甲状腺検査 など | 血液検査・尿検査、麻しん抗体検査、精液検査 など |
※対象となる検査の種類は都が定めています。医療機関で「東京都の助成対象の検査で」と伝え、対象・料金を確認しましょう。
【最重要】申請の流れ(6ステップ)
この助成は順番が大切です。いきなり病院で検査を受けても対象になりません。次の流れで進めます。
- 「TOKYOプレコンゼミ」に申し込んで受講する
東京都が開く無料のオンライン講座(Zoom・2時間程度)。妊娠や体のことの正しい知識を学びます。受講すると受講の証明(受講証)がもらえます[TOKYOプレコンゼミ]。 - 都の「登録医療機関」を選ぶ
助成の対象になるのは、東京都が指定する登録医療機関で受けた検査だけです。公式サイトの一覧から選びます。 - 登録医療機関で検査を受ける
受講後、その年度内に、対象の検査と検査結果をふまえた医師の助言・相談まで受けます。 - 費用をいったん全額支払う
窓口で検査費を自分で支払い、領収書・明細書を必ず受け取って保管します。 - 都のアンケートに回答する
助成の要件として、東京都が実施するアンケートへの回答が必要です。 - オンラインで助成金を申請 → 後日振込
専用の申請フォームから、受講証・住民票の写し・領収書等・口座情報などを提出。審査後、指定口座に助成金が振り込まれます(償還払い)。
申請方法・必要書類のポイント
申請は東京都のオンラインフォームで行います。一般的に必要になるのは、①TOKYOプレコンゼミの受講証(データ)②住民票の写し(マイナンバーの記載なし・発行から3か月以内など)③検査費の領収書・明細書の写し④アンケートの回答⑤振込先の口座がわかる書類です。書類の要件(発行時期や記載事項)は細かく決まっているので、申請前に東京都の公式案内で最新の指定を必ず確認してください。
ここに注意(つまずきやすいポイント)
①TOKYOプレコンゼミの受講が先。受講前に受けた検査は対象外です。②登録医療機関以外での検査は対象外。③検査費はいったん自己負担(立替)で、後払いです。④受講した年度内(令和8年度なら2027年〈令和9年〉3月31日まで)に、検査・助言・申請まで済ませる必要があります。⑤定員や講座日程には限りがあるため、早めの受講予約がおすすめです。
もらった助成金に税金はかかる?
個人が受け取る自治体の助成金は、税務上は一時所得にあたります。一時所得には年間50万円の特別控除があるため、他の一時所得と合わせて50万円以内なら課税されず、確定申告も不要です[国税庁 No.1490]。数万円のこの助成だけで税金を気にする場面は、ほとんどありません。
なお、自覚症状のない検査(健康チェック)は原則、医療費控除の対象外です。ただし検査で異常が見つかり治療につながった場合は、その検査費も医療費控除の対象になり得ます。その際は、助成された金額を「補填される金額」として医療費から差し引いて計算します。詳しくは医療費控除の計算方法をご覧ください。
まとめ
よくある質問
東京都のブライダルチェック補助金はいくらもらえますか?
女性・男性それぞれ上限3万円です。実際にかかった対象検査費が上限で、費用をいったん自分で支払い、あとから口座に振り込まれる償還払い(後払い)です。カップルなら条件を満たせば2人それぞれが対象になり得ます。
誰が対象ですか?結婚していなくても使えますか?
東京都内に住民登録がある18〜39歳(検査の初診日に18歳以上40歳未満)が対象で、性別やパートナーの有無は問いません。結婚予定がなくても、将来の妊娠・出産に向けたプレコンセプションケアとして利用できます。
病院で検査を受けるだけで申請できますか?
できません。先に無料の「TOKYOプレコンゼミ」(オンライン講座)を受講することが必須で、その後に都の登録医療機関で検査と医師の助言・相談を受ける必要があります。受講前や登録医療機関以外で受けた検査は対象外です。
申請はどうやってしますか?必要なものは?
原則オンラインフォームで申請します。TOKYOプレコンゼミの受講証、住民票の写し、検査費の領収書・明細書、アンケートの回答、振込先口座の書類などが必要です。書類の要件は細かく決まっているため、申請前に東京都の公式案内で最新の指定を確認してください。
助成金に税金はかかりますか?
個人が受け取る自治体の助成金は一時所得ですが、年間50万円の特別控除内なら課税されず申告も不要です。数万円のこの助成だけで税金を気にする必要はほぼありません。なお検査費は原則、医療費控除の対象にはなりません(治療につながった場合を除く)。
参考リンク(出典)
本記事は次の公的資料をもとに作成しています(2026年7月時点)。金額・対象・期限・手続きは年度で変わるため、申請前に必ず東京都の公式ページで最新をご確認ください。
※本記事は一般的な情報提供であり、医療・税務・行政手続きのアドバイスではありません。助成の対象可否・金額・手続きは、東京都・登録医療機関・税務署等にご確認ください。







